32bit版は必要か?
2017年2月9日に「Ubuntu Budgie」のコミュニティーにて、「Ubuntu Budgie 32bit版」のディスクイメージが必要かどうかのアンケートが実施されました。我々は重要な決定を行うためにユーザーのフィードバックを必要としている。
我々は現在32bit版と64bit版のディスクイメージを生成している。
しかし両アーキテクチャーの修正やテストを行い、両ディスクイメージの管理を行うには困難さが増しつつある。
事実上、ここ10年間で販売されたハードウェアは64bitアーキテクチャーをサポートしている。
それらを勘案して初の公式リリースとなるUbuntu Budgie 17.04以降、64bit版のみのリリースでも良いだろうか?
今現在32bit版のリリースを行わない決定はなされていません。
32bit版が必要なユーザーは理由と共にアンケートの参加やコメントを行うと良いでしょう。
「Ubuntu Desktop」や「Ubuntu Budgie」のようなGPUの性能を要求するディストリビューションは64bit版だけ提供し、32bit版は「Lubuntu」のような軽量系のフレーバーに任せておくのも良いかもしれませんね。
すでに「Google Chrome」は32bit版の提供を行っていませんし、32bit版のディストリビューションが継続的に提供されたとしても、利用できないアプリがちらほら出始めています。
「Google Chrome」を利用したいユーザーが32bit版のディストリビューションをインストールしても「Google Chrome」が利用できなければ残念に思うでしょう。
こういった状況もアーキテクチャーの移行やリリースするアーキテクチャー選別の判断材料になるかと思います。