Ejectの脆弱性
2017年3月27日に、「setuid」と「setgid」の戻り値のチェックが正しくなく、攻撃者が管理者権限で任意コードを実行できてしまう脆弱性に対応した「Eject」がリリースされています。「Eject」はCD/DVDやテープ、フロッピーディスクやJAZ、ZIPなどリムーバブルメディアをドライブから排出するコマンドです。
ドライブによっては排出されたメディアを挿入する(トレイを閉じる)ことも可能ですし、マルチディスクチェンジャーのディスク切り替えや自動排出も可能です。
Ubuntu Security Notice
Ubuntu Security Notice |
CVE | 影響を受ける バージョン |
備考 |
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USN-3246-1 | CVE-2017-6964 | Ubuntu 16.10 Ubuntu 16.04 LTS Ubuntu 14.04 LTS Ubuntu 12.04 LTS |
・任意コード実行 |
Ubuntu Security Notice一覧
サポートが終了したUbuntuの利用は危険
サポートが終了した「Ubuntu」にセキュリティーアップデートは提供されません。サポートが終了した「Ubuntu」は利用しないでください。
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上記の問題に対応した「Eject」がリリースされています。「アップデートマネージャー」や「ソフトウェアの更新」を起動して、「Eject」のアップデートを行ってください。