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Linux Kernelがunable to handle kernel NULL pointer dereferenceでクラッシュする問題

一部の環境で「Linux Kernel」が「unable to handle kernel NULL pointer dereference」でクラッシュする問題が報告されています。



「Linux Kernel」に高い負荷がかかっている時に、「Linux Kernel」で「unable to handle kernel NULL pointer dereference」が発生し、状況によってはPCがクラッシュしフリーズするとのことです。

再現性がなく、ランダムにこの現象が発生します。

問題が発生していなかったLinux Kernelのバージョン

  • 4.8系
  • 4.10.0-14-generic

問題が発生したLinux Kernelのバージョン

  • 4.10.0-15-generic 
  • 4.10.0-19-generic 
  • 4.10.0-20-generic
  • 4.10.0-21-generic    
  • 4.10.0-22-generic   

「HWE」も含みます。
また「Ubuntu」だけでなくフレーバーも対象です。

どのような状況で発生するのか

報告された内容やコメントから、この現象の発生状況をピックアップします。

  • Chromiumでブラウジングしていた
  • Chromeでブラウジングしていた
  • Linux Kernelのロードアベレージが3.49, 2.40, 1.91だった 
  • Chromeでウェブサイトのコンテンツをスクロールした
  • Compizを使わないXfce環境でも発生した
  • Chrome以外の複数のアプリ利用時にも発生した
  • YouTube見ながらDiscordでチャットしながらSteamを起動しRobocraftを読み込んでいた 
  • RAMやGPUのメモリーに高い負荷をかけた時
  • アプリがRAMやGPUのメモリーに多くの容量を要求した時

Chromeのハードウェアアクセラレーションをオフにしたら現象が発生しなくなったと報告しているユーザーもいます。
ただし再現性がないため、たまたま発生していない可能性もあります。

またFedoraでも同様の現象が起きています。


システムログ

この問題が発生するとシステムログに以下の内容が出力されます。

BUG: unable to handle kernel NULL pointer dereference at 0000000000000018

スタックトレースには、以下のような内容が出力されます。

Call Trace:
gen8_alloc_va_range_3lvl+0xfb/0x9e0 [i915]
? __alloc_pages_nodemask+0x209/0x260
gen8_alloc_va_range+0x23d/0x470 [i915]
i915_vma_bind+0x7e/0x170 [i915]
__i915_vma_do_pin+0x2a5/0x450 [i915]
i915_gem_execbuffer_reserve_vma.isra.31+0x144/0x1b0 [i915]
i915_gem_execbuffer_reserve.isra.32+0x39e/0x3d0 [i915]
i915_gem_do_execbuffer.isra.38+0x4a2/0x1750 [i915]
? radix_tree_lookup_slot+0x22/0x50
? shmem_getpage_gfp+0xf9/0xc10
i915_gem_execbuffer2+0xa1/0x1e0 [i915]
drm_ioctl+0x21b/0x4c0 [drm]
? i915_gem_execbuffer+0x310/0x310 [i915]
? __seccomp_filter+0x67/0x250
do_vfs_ioctl+0xa3/0x610
? __secure_computing+0x3f/0xd0
? syscall_trace_enter+0xcd/0x2e0
SyS_ioctl+0x79/0x90
do_syscall_64+0x5b/0xc0
entry_SYSCALL64_slow_path+0x25/0x25


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