Netplanがデフォルトに
以前紹介した通り「Ubuntu 17.10」では、すべてのエディションで「Netplan」が採用され、「Netplan」がネットワークの設定を行うデフォルトの仕組みになりました。現在「Ubuntu 17.10」では、最近アップロードされた「Netplan 0.24」が利用できるようになっています。
Netplanはifupdownを置き換える
「Netplan 0.24」では、パッケージ(nplan)のコントロールファイルの「Priority」に「important」が指定されました。また「minimal」シードで「ifupdown」を「nplan」で置き換えるため、「ubuntu-meta」パッケージのアップデートが行わました。
これによりすべての「Ubuntu」のイメージで、「Netplan」がデフォルトでインストールされるようになりました。
「Netplan」のインストールは「ubuntu-minimal」の一部として行われ、と同時に、将来「ifupdown」はデフォルトのインストールから外されることになります。
しばらくはifupdownもインストールされる
「ifupdown」をデフォルトのインストールから外すには、「ifupdown」パッケージの修正が必要になります。これは様々なイメージの元となる最低限のイメージを生成する「debootstrap」が、「ifupdown」を含むイメージを生成するためです。
「debootstrap」は、パッケージのコントロールファイルの「Priority」を見て、必要最低限のパッケージ群を決定します。
従って「ifupdown」をインストールから外すため、「ifupdown」パッケージの修正が必要になります。
この修正作業は近日中に行われる予定です。
その修正が行われるまで「ifupdown」もデフォルトでインストールされることになりますが、正式リリースでは「ifupdown」がデフォルトのインストールから外されることになります。
Netplanの対応状況
「MaaS」や「cloud-init」、「subiquity」では、すでに「Netplan」の対応作業が開始されています。「Ubuntu Desktop」はすでに対応済みです。
Netplanに関するドキュメント
「ifupdown」から「Netplan」への移行に関するドキュメントは、以下を参照してください。「Netplan」の概要は、以下を参照してください。
「Netplan」の使い方は、以下のコマンドを実行してください。
man 5 netplan
「Ubuntu Manpage」で上記の内容を確認することも可能です。
「Netplan」の最新版のドキュメントは、以下を参照してください。