ソフトウェアの更新でリポジトリ情報のダウンロードに失敗する問題
「Google Chrome」をインストールしている環境で「ソフトウェアの更新」を起動すると、リポジトリ情報のダウンロードに失敗する問題が一部の環境で発生しています。「端末」から「sudo apt update」を実行すると、以下のようにエラーが表示されます。
$ sudo apt update
...
エラー:10 http://dl.google.com/linux/chrome/deb stable Release.gpg
公開鍵を利用できないため、以下の署名は検証できませんでした: NO_PUBKEY 6494C6D6997C215E
...
W: 署名照合中にエラーが発生しました。リポジトリは更新されず、過去のインデックスファイルが使われます。GPG エラー: http://dl.google.com/linux/chrome/deb stable Release: 公開鍵を利用できないため、以下の署名は検証できませんでした: NO_PUBKEY 6494C6D6997C215E
W: いくつかのインデックスファイルのダウンロードに失敗しました。これらは無視されるか、古いものが代わりに使われます。
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エラー:10 http://dl.google.com/linux/chrome/deb stable Release.gpg
公開鍵を利用できないため、以下の署名は検証できませんでした: NO_PUBKEY 6494C6D6997C215E
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W: 署名照合中にエラーが発生しました。リポジトリは更新されず、過去のインデックスファイルが使われます。GPG エラー: http://dl.google.com/linux/chrome/deb stable Release: 公開鍵を利用できないため、以下の署名は検証できませんでした: NO_PUBKEY 6494C6D6997C215E
W: いくつかのインデックスファイルのダウンロードに失敗しました。これらは無視されるか、古いものが代わりに使われます。
回避策
この問題に対処するには、リポジトリーの認証鍵を再登録します。「端末」から以下のコマンドを実行します。
wget -q -O - https://dl.google.com/linux/linux_signing_key.pub | sudo apt-key add -
リポジトリーの認証鍵は、リポジトリー及びパッケージの検証に使われ、パッケージの改ざん等のリスクを回避します。
ただしリポジトリーそのものの信頼性はユーザーが判断するものであり、ユーザーが信頼したリポジトリー及び認証鍵の登録を行います。