Ubuntu Touch 15.04 Update 2(OTA-2)のテスト
「Ubuntu Touch」の開発を行う「UBports」コミュニティーでは、「Ubuntu Touch 15.04 Update 2(OTA-2)」のリリースに向けた準備が行われています。「UBports」では「OTA-2」の作業に多くの時間かけ、そして約3ヶ月の時を経て、厳しい品質保証テストを行う段階となりました。
滞りなくテストが行われ問題が見つからなければ、「OTA-2」のリリースが行われます。
アップデート内容
「OTA-2」では不具合の修正を含む多くのアップデートが含まれます。例えば「Oxide」ウェブエンジンは「Chromium 58」へとアップグレードされ、
「stable」「rc」「devel」リリースチャンネルを切り替えるオプションの追加、そしてカスタムスコープバックグラウンドに対応しました。
「OTA-2」のアップデート内容は、以下を参照してください。
リリースチャンネルポリシーの変更
リリースチャンネルポリシー(方針)が変更されます。「OTA-1」のリリース以来、アップデートのリリースに関し様々なフィードバックがありました。
開発チームの最初の計画は、1週間毎に自動でrcチャンネルにリリースを行うことです。
CIサーバーが金曜日にdevelイメージを各デバイスごとにビルドし、このビルドの48時間後、致命的なバグ報告がなければ、各イメージがrcへ配置されます。
「rc」は「Release Candidate」のことで、つまりリリース候補版となります。
experimentalチャンネルの導入
新しく「experimental」チャンネルが導入される予定です。「experimental」は新機能のテストを行う時に利用するチャンネルであり、実験的なイメージが提供されます。
システムが壊れるような致命的な不具合が存在する可能性がありますが、すでに安定版のイメージが提供されているなら、恐れることはないでしょう。
安定版のイメージがまだ提供されていない開発中のデバイスのイメージも「experimental」に配置されます。
「experimental」は実験的なイメージを提供する場であるため、UBportsインストーラーや簡単なインストールを支援するインストールツールでは、このチャンネルは選択できないようになっています。