メモリーリークの修正とテストの呼び掛け
「GNOME」では「GNOME Shell」のメモリーリークの不具合報告が多く寄せられ、「GNOME」開発チームはメモリーリークの修正に取り組み、修正を行っています。一方「Ubuntu」開発チームもそれに協力しており、「GNOME」が修正内容の取り込みそしてその修正計画を完了させる前に、「Ubuntu」開発チームは非常に大きな問題を修正するパッチを取り込んでもらうよう、「GNOME」に掛け合っています。
「Ubuntu」開発チームのテストでは、そのパッチのテストはうまく行っており、期待通り動作しています。
しかしリリース前に可能な限りパッチの取り込みによるリグレッションを見つけられるよう、「Ubuntu」開発チームは多くのユーザーにテストを行ってもらい、フィードバックしてもらいたいと考えています。
不具合の内容
不具合の内容は、以下を参照してください。この問題に対応するため、「gjs」に対して修正が行われました。
テストを行うには
テストを行う方法です。1.Ubuntu 18.04のインストール
以下からデイリービルドの「Ubuntu 18.04」のディスクイメージをダウンロードし、ダウンロードしたディスクイメージから「Ubuntu 18.04」をインストールします。2.修正版パッケージのダウンロード
パッチが適用された「gjs」関連のパッケージをダウンロードします。「端末」を起動し、以下のコマンドを実行します。
wget https://launchpad.net/ubuntu/+source/gjs/1.52.1-1ubuntu1/+build/14773965/+files/gjs_1.52.1-1ubuntu1_amd64.deb https://launchpad.net/ubuntu/+source/gjs/1.52.1-1ubuntu1/+build/14773965/+files/libgjs-dev_1.52.1-1ubuntu1_amd64.deb https://launchpad.net/ubuntu/+source/gjs/1.52.1-1ubuntu1/+build/14773965/+files/libgjs0g_1.52.1-1ubuntu1_amd64.deb
3.パッケージのインストール
以下のコマンドを実行し、ダウンロードしたパッケージをインストールします。
sudo dpkg -iO gjs_1.52.1-1ubuntu1_amd64.deb libgjs-dev_1.52.1-1ubuntu1_amd64.deb libgjs0g_1.52.1-1ubuntu1_amd64.deb
インストールが完了したらPCを再起動します。
4.動作テスト
後は普段通り「GNOME Shell」を利用し、安定性やパフォーマンスに問題がないか確認します。もし何かしら問題が発生した場合は、もう一度「Ubuntu 18.04」をクリーンインストールし直し、同様の問題が発生していないか確認します。
安定性など動作に何かしら影響が見つかった場合は、以下でその内容をフィードバックしてください。