Nautilusのアプリを直接起動する機能が復活する
「Nautilus」のアプリを直接起動する機能が復活しました。これはユーザーからのフィードバックにより、「Nautilus」が引き続きこの機能をサポートする必要性のあるシナリオ及び開発者が納得するシナリオが明らかになったためです。
開発者はこれを受け、特に企業やコンテンツ制作者向けにこの機能が引き続き必要であるとの見解を示しています。
機能の改善提案
さて以前アプリを直接起動する機能を削除した後、この機能を完全に削除するのではなく、使い方・見せ方を変更することで懸念や要望に対処できないか、妥協案が提案されました。この案は、ユーザーの不用意な悪意あるソフトウェアの実行を回避できるよう、操作にワンクッション挟む案になっています。
この提案及び議論は引き続き有効であり、上記で議論が行われています。
目標
この提案の目標は以下のとおりです。- NautilusのUI上からバイナリーを実行できるようにする
- ダブルクリックやエンターキーなど主要なアクションの安全性を確保する
- 起動に時間がかかるアプリやウィンドウを持たないアプリの実行など、アプリが起動中であることを認識できるような見せ方をする
コンテキストメニューからアプリを実行
この案ではバイナリーの起動をコンテキストメニューから行えるようにし、また実行するソフトウェアの状態により以下のような警告画面を出し、実行の確認を行います。コンテキストメニューとは、「Nautilus」で選択したファルを右クリックした時に表示されるメニューのことです。
プログラムとして実行
このコンテキストメニューに「プログラムとして実行...」という項目を追加します。この項目が不用意に選ばれないようにメニューの最初の項目には配置せず、ショートカットキーの割り当ても行いません。
必ずユーザーの操作を必要とします。
またこの項目は、例え実行権限がついていなくても、実行形式のバイナリーが選択されている時に表示されます。
実行確認
「プログラムとして実行...」を選択した後、バイナリーに実行権限がない場合、あるいはたとえ権限があっても、信頼できるバイナリーとして設定されていなければ、以下のような確認画面を表示します。信頼するチェックオックスをオンにした後実行ボタンをクリックすれば、そのバイナリーを実行します。
またこの時バイナリーに実行権限がなければ、実行権限を設定します。