LXQtがメインストリームに
「Lubuntu 18.10」では、デスクトップ環境が「LXDE」から「LXQt」に変わります。Lubuntu Next
「Lubuntu Next」とは、デスクトップ環境に「LXQt」を採用した次期「Lubuntu」のことです。ついにその”次期”がやってきました。
今まで「LXQt」を採用した「Lubuntu」は「Lubuntu Next」と呼ばれていましたが、「Lubuntu 18.10」では「Lubuntu Next」が「Lubuntu」になります。
LXQt
「LXQt」は「Qt」が含まれている通り、ツールキットに「Qt」を採用したデスクトップ環境です。「Kubuntu」もツールキットに「Qt」を採用したデスクトップ環境ですね。
(後Unity 8も)
今まではツールキットに「GTK+」を採用していたため、ツールキットが大きく変わることになります。
それでも「Lubuntu」としての使い勝手は、全く同じとは行きませんが、「LXDE」から大きく離れることもないです。
今までのLubuntuは?
「LXDE」を採用した今までの「Lubuntu」は名称が変更され、「Lubuntu Classic」と表現されるようになります。Lubuntu 18.10 32bit版は?
現時点で「Lubuntu 18.10 32bit版」ディスクイメージの提供を止めるという判断は行われていません。しかし「Lubuntu」開発チームは、32bit版ディスクイメージの提供中止を検討しており、将来32bit版ディスクイメージが無くなる可能性があります。
その将来がいつなのかは分かりませんが、早ければ「Lubuntu 18.10」で提供中止の判断が行われる可能性もあります。
いずれにせよ今後具体的な話が明らかになっていくでしょう。
最速最軽量の座は健在か?
「Lubuntu」と言えば、「Ubuntu」のフレーバーの中で最速最軽量の座を保持してきました。デスクトップ環境の実装(ツールキット)が大きく変わるため、リソース使用量の変化が気になるところです。
メモリー使用量
ログイン直後のメモリー使用量は、約240MiBです。十分かと思います。
ディスク使用量
ディスク使用量は、約5.4GiBです。デフォルトで「LibreOffice」がインストールされているためか、ディスク使用量は大きめです。