PowerShell Core 6.0.3がリリースされました
2018年7月19日、「PowerShell Core 6.0.3」がリリースされました。「PowerShell Core 6.0.3」は「PowerShell Core 6.0」シリーズの小規模なアップデート(パッチレベルのアップデート)です。
「PowerShell Core 6.0.3」は「.NET Core」ランタイムに「.NET Core 2.0.8」を採用しています。
リリース情報
「PowerShell Core」のリリース情報です。リリースアナウンスと変更点:v6.0.3 Release of PowerShell Core
ダウンロードとインストール:PowerShell
ドキュメント:PowerShell / PowerShell(日本語) / PowerShell(英語)
使い方:Learning PowerShell
deb版PowerShell CoreがサポートするUbuntuのバージョン
deb版「PowerShell Core 6.0.3」は、以下の「Ubuntu」のバージョンで利用できます。- Ubuntu 14.04
- Ubuntu 16.04
いずれも64bit版(amd64)が対象です。
上記以外のバージョンで「PowerShell Core」を利用したい場合は、Snap版「PowerShell Core」の利用を検討してください。
PowerShell Core 6.0.3をインストールするには
「PowerShell Core 6.0.3」をインストールする方法は、以下を参照してください。ただし以下の注意事項に留意ください。
常にプレビュー版がインストールされてしまう
現在「PowerShell Core」は、安定版とプレビュー版の2種類の「PowerShell Core」が提供されています。リリース | パッケージ名 | 実行ファイル |
---|---|---|
安定版 | powershell | pwsh |
プレビュー版 | powershell-preview | pwsh-preview |
しかし以前のプレビュー版の「PowerShell Core」が「powershell」パッケージとして現在もリポジトリーに配置されているため、新規に「PowerShell Core 6.0.3」をインストールしても、「ソフトウェアの更新」から「PowerShell Core 6.0.3」へアップデートしても、プレビュー版の「PowerShell Core」がインストールされてしまいます。
「powershell」パッケージのポリシーを見ると、以下のようにプレビュー版が候補に上がっています。
バージョンを指定してインストールする
新規に「PowerShell Core」をインストールする場合もアップデートする場合も、「powershell」パッケージのパッケージバージョンを指定してインストールやアップデートを行えば、「PowerShell Core 6.0.3」をインストールできます。
sudo apt install powershell=6.0.3*
アップデートを保留する
このままだと毎回「ソフトウェアの更新」に「powershell」のアップデートが表示されてしまいます。この問題が解消されるまで、以下のように「powershell」のアップデートを保留しておくと良いでしょう。
sudo apt-mark hold powershell
アップデートの保留を解除するには、以下のコマンドを実行します。
sudo apt-mark unhold powershell