Ubuntu 16.04ユーザーから見たUbuntu 18.04の主な新機能の紹介
「Ubuntu 16.04」ユーザーから見た「Ubuntu 18.04」の主な新機能の紹介です。また以下も併せて参照してください。
「Ubuntu 18.04.1」のリリース情報とディスクイメージのダウンロード方法は、以下を参照してください。
1.デスクトップ環境の移行
デスクトップ環境が「Unity」から「GNOME」に変更されました。「Ubuntu」が提供する「GNOME」環境は、アップストリームの「GNOME」に少し手が加えられています。
これはデスクトップ環境の変更により既存のユーザーが混乱しないように、そして「GNOME」への移行を容易に行えるようにするためです。
例えば「Ubuntu Dock」がデフォルトで採用されており、画面の左側にアプリのランチャーが配置されています。
またテーマは、従来通り「Ubuntu」らしさを感じる馴染み深いテーマを採用しています。
Unityは削除されない
「Ubuntu 16.04」から「Ubuntu 18.04」へアップグレードすると、「Unity」は削除されずインストールされたままになります。その場合、ログイン画面から利用するデスクトップ環境を選択できます。
2.初期セットアップ
初回ログイン時に初期セットアップが実行されます。初期セットアップでは、「Linux kernel」のライブパッチサービスの設定やインストール情報の送信可否など、すべてのユーザーに推奨する初期設定や新機能の簡単な紹介を行います。
詳細は以下を参照してください。
3.Yaru(Communitheme)
「Ubuntu 18.10」からテーマが「Yaru」に変わります。「Ubuntu 18.04」でもこの新しいテーマをインストールすることができます。
「Yaru」の詳細やインストール方法は、以下を参照してください。
4.キャプティブポータル
WiFiスポットなど公衆無線LANに接続する際、ユーザーの認証が必要なるケースがあります。「Ubuntu 18.04」ではこのようなキャプティブポータルの仕組みをサポートしており、公衆無線LAN接続時に自動的にユーザーの認証を行う画面を表示します。
5.夜間モード
夜間にブルーライトを軽減し、目への負担を抑える夜間モードを利用できます。夜間モードの詳細は、以下を参照してください。
6.カラー絵文字
「Ubuntu 18.04」では、デフォルトでカラー絵文字が利用できます。多くのアプリでカラー絵文字を利用できます。
8.XDG Desktop Portal
「Ubuntu 18.04」では、「XDG Desktop Portal」がサポートされています。「XDG Desktop Portal」は、アプリがアクセス可能なファイルやデバイスを制限し、サンドボックス化された環境を提供します。
9.Thunderboltのサポート
「Ubuntu 18.04」では、「Thunderbolt」デバイスの認証がサポートされています。「設定」から「Thunderbolt」デバイスの一覧表示や、デバイスの認証管理を行うことができます。