Build 17728のWSLに関する変更点
2018年7月31日にリリースされた「Build 17728」の「WSL」に関する変更点の紹介です。WSLとは
「WSL」は、「Windows」上でLinuxバイナリーを動作させるための仕組みです。「Windows」上で「Ubuntu」や「openSUSE」などLinux環境を構築し、「Windows」からLinuxの実行ファイルを利用することができます。
Ubuntuのインストール方法
「WSL」及び「Ubuntu」のインストール方法は、以下を参照してください。注意事項
「Microsoftストア」では3種類の「Ubuntu」を提供しています。「Ubuntu」をインストールする前に以下に目を通し、どの「Ubuntu」をインストールするのかを決めてから、「Ubuntu」のインストールを行ってください。
Ubuntu以外のLinuxディストリビューションのインストール方法
「WSL」及び「Ubuntu」以外のLinuxディストリビューションのインストール方法は、以下を参照してください。- openSUSE Leap 42をインストールするには
- SUSE Linux Enterprise Server 12をインストールするには
- Kali Linuxをインストールするには
- Debian GNU/Linuxをインストールするには
リリースノート
変更点の詳細は、リリースノートを参照してください。今回コンソールに関する変更点はありません。
WSLの機能の改善や変更
「WSL」に関する機能の改善や変更です。1.KeQueryInterruptTimePreciseの使用
オーバーフローを回避するため、「KeQueryPerformanceCounter」の代わりに「KeQueryInterruptTimePrecise」を使用するように変更されました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。
WSLの不具合修正
「WSL」に関する不具合の修正です。1.システムコールから不正な値を返す原因の修正
「ptrace」のアタッチがシステムコールから不正な値を返す原因になりうる問題が修正されました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。
2.AF_UNIXに関連する問題の修正
「AF_UNIX」に関連する問題が修正されました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。
3.相互運用が動作しない不具合の修正
現在のワーキングディレクトリーが5文字未満だった場合、相互運用が正常に動作しない問題が修正されました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。