Windowsデスクトップアプリケーションのサポート
「.NET Core 3」に関する情報の紹介です。- .NET Core 3 and Support for Windows Desktop Applications
- Update on .NET Core 3.0 and .NET Framework 4.8
この内容は方針や計画である点に留意してください。
Windows向けGUIアプリの開発
「.NET Core 3」では、Windowsデスクトップアプリケーションがサポートされます。これは「.NET Core 3」で最も注目される新機能です。
開発者は「Windows Forms」「Windows Presentation Framework (WPF)」「UWP XAML」「Entity Framework 6」を活用し、Windowsデスクトップアプリケーションを開発できるようになります。
「.NET Core」上で新規のあるいは既存のWindowsデスクトップアプリケーションを動作させることが可能になり、「.NET Core」が提供する利点を享受できます。
.NET Coreの利点
「.NET Core」はデスクトップアプリケーションに様々な利点をもたらします。パフォーマンスの向上とランタイムのアップデート
パフォーマンスの改良や、利用者にとって価値あるランタイムのアップデートが提供されます。利用やテストが非常に簡単に
同一マシン上で新バージョンの「.NET Core」とアプリの組み合わせテストを非常に簡単に行うことができます。柔軟なデプロイ
マシングローバル及びアプリケーションローカルの双方のデプロイが可能です。Visual Studioによるサポート
「Visual Studio」で「.NET Core CLIツール」とSDKスタイルのプロジェクトがサポートされます。Windows Desktop Packs
Windowsデスクトップをサポートするために、「Windows Desktop Packs」が追加されます。「Windows Desktop Packs」はライブラリーの集まりです。
「Windows Desktop Packs」は「Windows」上でのみ動作します。
Windowsデスクトップ固有の機能は「Windows Desktop Packs」として分離されており、「.NET Core」のアーキテクチャーに影響を与えることはありません。
「.NET Core」は今後も継続的にクロスプラットフォームで提供されていきます。
新しく開発されるデスクトップアプリは、将来「.NET Core 3」を利用するように案内されます。
サイド・バイ・サイドとアプリケーションローカルのデプロイ
「.NET Core」のデプロイメントモデルは、Windowsデスクトップアプリの開発者にとって最も大きな利点の1つです。サイド・バイ・サイドによるデプロイ
サイド・バイ・サイドによるデプロイにより、他のアプリに影響を与えることなく新しいバージョンの「.NET Core」をインストールできます。この時「.NET Core」は新しいディレクトリーに配置され、他のアプリからは利用されません。
アプリと共にデプロイ
より高度な隔離を行いたければ、アプリと共に「.NET Core」をデプロイすることも可能です。またアプリと「.NET Core」をバンドルし、1つの実行ファイルとしてビルドするツールの開発が行われています。
.NET Frameworkでは実現できなかった
このような柔軟なデプロイ手法は開発者が長年に渡り要望してきた機能ですが、「.NET Framework」では実現できなかった機能です。「.NET Core」のより進んだモジュラーアーキテクチャーにより、このような柔軟なデプロイが実現できました。
.NET Core 3のロードマップ
2018年の終盤(Q4 2018/第4四半期)にプレビュー版がリリースされる予定です。またGA版(安定版)は、2019年中にリリースされる予定です。