XfceのCSD移行作業が進む
現在開発中の「Xfce」では、「CSD(Client Side Decoration)/GtkHeaderBars」への移行作業が進められています。以前紹介したように「Xfce」では、UIに「CSD」を採用するとの方針が示されました。
「GTK」が提供する「CSD」の機能を活用することで、ウィンドウのリサイズ領域の改善やテーマの一貫性の獲得など、開発者が期待する利点を享受できます。
この方針に基づき、「libxfce4ui」に「CSD」サポートの修正が行われました。
ほとんどのダイアログでCSDを使用
「libxfce4ui」は「Xfce」で使用される主要なUIライブラリーであり、この修正により既存のコードを変更すること無く、ほとんどのダイアログはデフォルトで「CSD」を使用するようになります。Xfceの改良
「CSD」以外にも「Xfce」の改良作業が行われています。- 「About Xfce」ダイアログでは、システムの基本的な情報を表示するようになりました。
- ディスプレイダイアログは、アスペクト比やPreferred Modeを表示するようになりました。
- 外観ダイアログは、GTK3をサポートするテーマのみ表示するようになりました。
- アプリのアイコンを検索する機能が改良されました。
- パネルのダークモードがデフォルトで有効になり、「Adwaita」での見た目が改善されました。
- 「Directory Menu」プラグインでは、直接フォルダーやファイルを作成できるようになりました。