Kubuntu 20.04 LTSの新機能と変更点
リリースノートから「Kubuntu 20.04 LTS」の新機能と変更点を紹介します。リリース情報
「Kubuntu 20.04 LTS」のリリース情報は、以下を参照してください。KDE Plasma 5.18 LTS
「Kubuntu 20.04 LTS」では、デスクトップ環境に「KDE Plasma 5.18 LTS」を採用しています。1.KDE Plasma 5.18 LTS
「KDE Plasma 5.18 LTS」は、親しみやすさを維持しながらユーザーのワークフローをもっとスムーズできるよう、開発が行われました。「KDE Plasma 5.18 LTS」の新機能と変更点は、以下を参照してください。
「Kubuntu 20.04 LTS」は、4回目のマイナーアップデートである「KDE Plasma 5.18.4 LTS」を採用しており、現時点で最新版の「KDE Plasma」となります。
2.KDEアプリケーションのアップデート
KDEアプリケーションのアップデートされ、「Releases 19.12.3」が採用されています。アプリケーション
「Kubuntu 20.04 LTS」で利用可能なアプリケーションの情報です。1.Firefox
デフォルトのウェブブラウザーに「Firefox 75」を採用しています。2.KMailからThunderbirdへ
デフォルトのメールクライアントソフトに「Thunderbird」を採用しています。「Thunderbird」は「KMail」を置き換え、「KDE PIM Suite」及びそのアプリケーションはデフォルトでインストールされなくなりました。
必要ならユーザーは後からインストールできます。
3.Elisaミュージックプレーヤー
デフォルトのミュージックプレーヤーが「Cantata」から「Elisa 19.12.3」に変更されました。4.Latte
「Latte(latte-dock)」は、ドックアプリケーションです。「Latte」が「Latte 0.9.10」にアップデートされました。
5.KDE Connect
「KDE Connect」は、スマートフォンとの接続を仲介するソフトウェアです。「KDE Connect」が「KDEConnect 1.4.0」にアップデートされました。
6.Krita
「Krita」は高度な画像編集アプリです。「Krita」が「Krita 4.2.9」にアップデートされました。
7.KDevelop
「KDevelop」は統合開発環境です。「KDevelop」が「KDevelop 5.5.0」にアップデートされました。
8.digiKam
「digiKam」は写真管理アプリです。「digiKam」が「digiKam 6.4.0」にアップデートされました。
その他の変更点
その他の変更点です。1.KDE4とQt4の削除
「KDE4」と「Qt4」はリポジトリーから削除され、もう利用できなくなりました。2.Plasma Waylandセッション
Plasma Waylandセッションを利用するには、「plasma-workspace-wayland」パッケージのインストールが必要です。その後ログイン画面で「Plasma (wayland)」を選択し、ログインしてください。
ただしPlasma Waylandセッションはサポート対象外です。
安定した環境が必要なら、「X11」環境で動作する「Plasma」を選択し、ログインしてください。
既知の問題
既知の問題です。1.インストーラーのURLが機能しない
「Kubuntu」のインストーラーでスライドショーが表示されますが、スライドショーにあるURLをクリックしても何も起きません。2.フィールドにラベルがない
「LVM」の暗号化パスワードを入力するフィールドにラベルが表示されません。3.キーボードレイアウトの自動選択が地域と一致しない
自動選択されたキーボードレイアウトは、選択された地域と一致しません。4.ZFS on rootは非サポート
「Kubuntu」のインストーラーは「ZFS on root」をサポートしていません。「ZFS on root」は「ZFS」でフォーマットされたファイルシステム上にOSをインストールする機能です。