Ubuntu Touch OTA-12のテスト呼び掛け
2020年4月19日、「Ubuntu Touch OTA-12」のテストが呼び掛けられています。Ubuntu Touch OTA-12のリリース日
「Ubuntu Touch OTA-12」は「Ubuntu Touch」の最新のアップデートです。テストで特に問題が見つからなければ、2020年5月6日に「Ubuntu Touch OTA-12」がリリースされる予定です。
(日本時間では+1日程度見ておきましょう。)
テストの協力を
前回のリリースである「Ubuntu Touch OTA-11」を上回る品質を提供するため、ユーザーのテストの協力が必要です。テスト項目は、以下で参照できます。
「QA」に並んでいる項目は、まだテストが完了していない項目です。
「QA」に並んでいる項目のテストが求められています。
「Done」に並んでいる項目は、テストが完了し修正が確認された項目です。
「In progress」の項目は、まだ修正が完了していないか、修正が他に影響を与えるため修正作業中になっている項目です。
目標はすべての項目が「Done」に並ぶことです。
テスト報告に含めて欲しい内容
テスト報告では、以下の内容を含めてください。- テストに使用したデバイス
- テスト結果(問題が修正されているかどうか)
- 修正や変更によりリグレッションが起きていないか(副作用がないか)
テストするには
テストを行うには、「Ubuntu Touch OTA-12 RC版」をインストールする必要があります。- 「System Settings -> Updates」もしくは「OpenStore」の「My Apps」 からすべてのアプリをアップデートする
- 「System Settings -> Updates -> Update Settings -> Release Channel」の画面を表示する
- 「rc」チャンネルを選択する
- 「Updates」画面に戻り、アップデートをインストールする
アップデート完了後デバイスを再起動すれば、「Ubuntu Touch OTA-12 RC版」になります。
すでに「rc」チャンネルを利用している場合は、アップデート後にデバイスを再起動するだけです。
テストに関する質問
テストに関する質問は、以下で受け付けています。OSのバージョンを確認するには
OSのバージョンを確認するには、以下の手順で「OS」画面を開きます。- System Settings -> About -> OS
「(2020-W16)」以降になっていればOKです。
Ubuntu Touch OTA-12の主な変更点
「Ubuntu Touch OTA-12」の主な変更点を紹介します。「Ubuntu Touch OTA-12」は前バージョンを更に改善・改良したバージョンです。
新しいMirへの移行
2015年の「Mir 0.24」から2019年5月の「Mir 1.2」へ移行しました。Lomiri
「Lomiri」は「Canonical」の最新リリースの一つである「8.15+17.04.20170404.7-0ubuntu2」からビルドしています。以前紹介したように「Lomiri」は「Unity 8」の新しい名称です。
ただし実装コードはまだ「Unity 8」のままです。
これにより。アプリケーションドローワーを含む複数の新しい対話モデルが導入されています。
スコープの削除
スコープが削除されました。本バージョンの「Lomiri」から「Dash」が削除され、従来のホームスクリーンとスコープを採用しています。
スコープの削除により全ユーザーのホーム画面が変更されるため、 UXが変更されます。
本件に関する議論は以下を参照してください。
議論は引き続き有効ですが、議論に参加する場合、既存の議論の内容に目を通しておく必要があります。
Ubuntu Touchとは
「Ubuntu Touch」は、スマートフォンやタブレットなどモバイルデバイス向けに最適化されたOSです。ユーザーのプライバシーと自由を尊重したOSです。
「Ubuntu Touch」は「Ubuntu」ベースのOSであり、「UBports」コミュニティーにより開発が行われています。
外部ディスプレイとキーボード、そしてマウスをモバイルデバイスに接続すれば、UIがデスクトップ向けのUIに変化し、デスクトップとして活用することもできます。
つまり1つのモバイルデバイスで、モバイル環境とデスクトップ環境を利用することができます。
「Ubuntu Touch」がサポートしているデバイスや、各デバイスで利用可能な機能及び制限は、以下を参照してください。