Build 20150のWSLに関する変更点
2020年6月17日にリリースされた「Build 20150」の「WSL」に関する変更点の紹介です。リリースノート
変更点の詳細は、リリースノートを参照してください。WSLの機能改善や変更
「WSL」に関する機能改善や変更です。GPUコンピューティングのサポート(WSL2)
「Linux」環境からGPUコンピューティングを利用できるようになりました。WSLをセットアップするオプションの追加(WSL2)
以下のコマンドにより、もっと簡単に「WSL」をインストールできるようになりました。
wsl.exe --install
カーネルのアップデートを管理するオプションの追加(WSL2)
以下のコマンドにより、「WSL2」で使用する「Linux kernel」のアップデートを管理できるようになりました。
wsl.exe --update
シャットダウンのタイムアウト調整(WSL2)
「WSL2」仮想マシンのシャットダウンのタイムアウトが調整されました。WSL2がデフォルトに
今までは「WSL1」がデフォルトでしたが、「WSL2」がデフォルトに変更されました。9Pサーバーの権限を昇格しない
「UAC」が無効になっている時に権限を昇格して「9Pサーバー」を実行しないように変更されました。WSLの不具合修正
「WSL」に関する不具合の修正です。virtio-9pの不具合修正
デバイスメモリーをマッピングする時に「virtio-9p」に競合が発生し得る不具合が修正されました。WSLとは
「WSL」は、「Windows」上でLinuxバイナリーを動作させるための仕組みです。「Windows」上で「Ubuntu」や「openSUSE」などLinux環境を構築し、「Windows」からLinuxの実行ファイルを利用することができます。
Ubuntuのインストール方法
「WSL」及び「Ubuntu 20.04 LTS」のインストール方法は、以下を参照してください。「Ubuntu 18.04 LTS」もインストール可能です。