Build 20175のWSLに関する変更点
2020年7月22日にリリースされた「Build 20175」の「WSL」に関する変更点の紹介です。リリースノート
変更点の詳細は、リリースノートを参照してください。WSLの機能改善や変更
「WSL」に関する機能改善や変更です。仮想マシンのメモリー割り当て容量の調整(WSL2)
「WSL2」の仮想マシンに割り当てるデフォルトのメモリー容量は、ホストのメモリー容量の50%か、もしくは8GBの少ない方の容量を割り当てるようになりました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。
UNCパスの変更
URIのパースをサポートするため、「\\wsl$」が「\\wsl」に変更されました。「\\wsl$」パスは引き続きサポートされています。
入れ子になった仮想化がデフォルトで有効に(WSL2)
入れ子になった仮想化(Nested Virtualization)が「amd64」でデフォルトで有効になりました。無効化するには「%userprofile%\.wslconfig」ファイルの「wsl2」セクションに以下の内容を記述します。
[wsl2]
nestedVirtualization=false
nestedVirtualization=false
wsl.exe --update(WSL2)
「wsl.exe --update」コマンドは「Microsoft Update」を起動するようになりました。読み込み専用のファイル名の変更サポート
「DrvFs」内にある読み込み専用のファイルの名称変更をサポートしました。エラーメッセージの改善
エラーメッセージは常に正しいコードページで出力されるようになりました。WSLとは
「WSL」は、「Windows」上でLinuxバイナリーを動作させるための仕組みです。「Windows」上で「Ubuntu」や「openSUSE」などLinux環境を構築し、「Windows」からLinuxの実行ファイルを利用することができます。
Ubuntuのインストール方法
「WSL」及び「Ubuntu 20.04 LTS」のインストール方法は、以下を参照してください。「Ubuntu 18.04 LTS」もインストール可能です。