Ubuntu 18.04.5 LTS RC版のリリースとテストの呼び掛け
2020年8月10日、「Ubuntu 18.04.5 LTS RC版」がリリースされテストの呼び掛けが行われています。Ubuntu 18.04.5 LTS RC版
2020年8月10日に「Ubuntu 18.04.5 LTS RC版」がリリースされました。テストを経て問題がなければ、2020年8月13日に「Ubuntu 18.04.5 LTS」がリリースされます。
日本時間では+1日程度見ておくと良いでしょう。
ポイントリリースとは
「Ubuntu 18.04.5 LTS」のリリースはポイントリリースと呼ばれ、それまで「Ubuntu 18.04 LTS」向けにリリースされたアップデートが適用された状態でディスクイメージがリリースされます。ポイントリリースは、LTSリリースの「Ubuntu」にのみ設定されるリリースです。
慣例に従えば「Ubuntu 18.04」ポイントリリースは、「Ubuntu 18.04.5 LTS」で最後になる予定です。
フレーバーも一斉リリース
LTS版をリリースしている「Ubuntu 18.04 LTS」ベースのフレーバーも、同じタイミングでリリースされます。アップデートも可能
すでに「Ubuntu 18.04 LTS」を利用しているユーザーは、普段通りに「ソフトウェアの更新」からソフトウェアをアップデートしていれば、「Ubuntu 20.04.1 LTS」になります。サポート期間は変わらない
サポート期間は「Ubuntu 18.04 LTS」がリリースされてから5年です。従ってサポート期間に変化はありません。
サポートは2023年4月まで提供されます。
また3年間のサポートが提供されるフレーバーは、2021年4月まで利用可能です。
Linux KernelとXスタックのバージョンについて
「Ubuntu Desktop 18.04.5 LTS」では新しいハードウェアをサポートするため、「Ubuntu 20.04 LTS」で採用されている「Linux Kernel」と「Xスタック」が採用されます。Linux KernelとXスタックは自動的にアップグレードされない
以下の条件を満たす場合、自動的にこれらがアップグレードされることはありません。- 「Ubuntu Desktop 18.04.2 LTS」以降の「Ubuntu Desktop」をクリーンインストールしていない
- 今までにLinux KernelとXスタックをアップグレードしていない
これらは新しいハードウェアをサポートするために提供されるものであり、既存の「Linux Kernel」と「Xスタック」も5年間のサポートが引き続き提供されます。
必要ならユーザーは「Linux Kernel」と「Xスタック」をアップグレードすることも可能です。
また「Ubuntu Server」ではGAカーネルがデフォルトの「Linux Kernel」になります。
GAカーネルとは「Ubuntu 18.04 LTS」リリース時に採用された「Linux Kernel」のシリーズになります。
ローリングLTS Enablement Stackモデルの採用
「Ubuntu 16.04.2 LTS」以降、ローリングLTS Enablement Stackモデルが採用されています。新しい「Linux kernel」と「Xスタック」を利用する場合、約半年ごとにこれらのソフトウェアもアップグレードしていきます。