Ubuntu Touchニュース
「Ubuntu Touch」及び「Lomiri(旧名:Unity 8)」を開発している「UBports」では、「Ubuntu Touch Q&A」にて「Ubuntu Touch」や「Lomiri」の開発状況を紹介しています。いくつかピックアップします。
アプリの紹介
「Ubuntu Touch」向けアプリに関する内容です。Quickddit
「Quickddit」は「Reddit」のクライアントアプリです。「Reddit」を利用するユーザーにお勧めのアプリです。
Teleports
「Teleports」は、「Telegram」のクライアントアプリです。「Teleports」がアップデートされ、「PinePhone」のキーボードに対応するなど新機能の追加や不具合の修正が行われています。
「Tlib 1.6」がベースになっており、これにより様々な機能が含まれるようになりました。
しかし一部の機能はアプリ側で実装されておらず、それらの機能はまだ利用できません。
例えばアニメーションスティッカーは動作すると思われますが、「Tlib 1.6」でサポートされている下線や取り消し線の機能はまだ利用できません。
加えて下書きが保存されない不具合があります。
「Teleports 1.0」はそう遠くない未来にリリースされそうです。
Ubuntu Touchデバイス
「Ubuntu Touch」デバイスに関する内容です。Nexus 6PへUbuntu Touchを移植する作業
「Ubuntu Touch」を「Nexus 6P」に移植する作業が行われています。移植作業が始まってから約1年が経ちました。
まだいくつか課題がありますが、「Ubuntu Touch」の動作状況は良好です。
「Nexus 6P」は高性能なカメラが搭載されていますが、まだサポートできていないカメラ機能があります。
「Nexus 6P」の「GPS」はどの「Ubuntu Touch」デバイスよりも高速に動作し、位置の修正は約30秒程度で完了します。
Halium 7.1への移行
古いコアデバイスを「Halium 7.1」へ移行する作業が行われており、進捗は良好です。PinePhoneの再販
「PinePhone」の再販が始まっています。今回販売されている「PinePhone」は「PostmarketOS」がプリインストールされているモデルです。
この「PinePhone」には2種類のモデルがあり、「16GB eMMC」ストレージと2GBメモリーを搭載し価格を抑えたモデルと、「32GB eMMC」ストレージと3GBメモリーを搭載したモデルが用意されています。
後者のモデルにはHDMI出力とUSBのドングルが付いてきます。
(USB-C Docking Bar – 2x USB Type-A host ports, digital video port, and 10/100Mbps Ethernet port)
プリインストールOSは「PostmarketOS」ですが「Ubuntu Touch」版とベースが同じデバイスであるため、「Ubuntu Touch」の利用も可能です。
PineTabの出荷時期
「PineTab」の出荷時期に関する情報が更新され、2020年8月の第3週あたりに出荷される予定です。Ubuntu Touchとは
「Ubuntu Touch」は、スマートフォンやタブレットなどモバイルデバイス向けに最適化されたOSです。ユーザーのプライバシーと自由を尊重したOSです。
「Ubuntu Touch」は「Ubuntu」ベースのOSであり、「UBports」コミュニティーにより開発が行われています。
外部ディスプレイとキーボード、そしてマウスをモバイルデバイスに接続すれば、UIがデスクトップ向けのUIに変化し、デスクトップとして活用することもできます。
つまり1つのモバイルデバイスで、モバイル環境とデスクトップ環境を利用することができます。
「Ubuntu Touch」がサポートしているデバイスや、各デバイスで利用可能な機能及び制限は、以下を参照してください。