WSL その274 - WSL 2.0.1がリリースされました・WSL 2.0.1の新機能や変更点

WSL 2.0.1の新機能と変更点

2023年9月25日にリリースされた「WSL 2.0.1」の新機能と変更点をピックアップします。

ストアアプリケーション版WSL

ストアアプリケーション版「WSL」の詳細やインストール方法は、以下を参照してください。

• Microsoft StoreからWSLをインストール可能に・Microsoft StoreからWSLをインストールするには

リリースノート

リリースノートは以下を参照してください。

• Release Notes for Windows Subsystem for Linux in the Microsoft Store

WSLの変更点

「WSL」の変更点をいくつか紹介します。

1. cgroupv2のマウント

「cgroupv1」が無効になっている時に「cgroupv2」が「/sys/fs/cgroup」にマウントされるようになりました。
これにより改善する問題は、以下を参考にしてください。

• Docker CE no longer works with WSL 2.0.0 and autoMemoryReclaim=gradual

2. レジストリキーの書き込み

状況によってはエクスプローラー拡張レジストリキーを書き込むようになりました。
これにより改善する問題は、以下を参考にしてください。

• Store WSL isn't accessible from Session 0

3. ハンドルの継承処理の修正

2回同じハンドルを継承しないように修正されました。
これにより改善する問題は、以下を参考にしてください。

• Cannot execute bash command in ssh after wsl --update.

4. 文字列の解析処理修正

設定ファイルのメモリー設定に「0GB」が指定された時に、正常に値を解析できない不具合が修正されました。
これにより改善する問題は、以下を参考にしてください。

• WSL 2.0 warning when using "swap=0GB" with "Invalid memory string"

5. WSLgのアップデート

「WSLg」は「WSL」上でLinuxのGUIアプリを動かす仕組みです。
「WSLg」が「WSLg 1.0.58」にアップデートされました。
「WSLg 1.0.58」の変更点は以下を参照してください。

• Linux GUI support 1.0.58