LXQt 2.0とWaylandの対応状況
「LXQt」プロジェクトは以下で、「LXQt 2.0」のWaylandの対応状況を紹介しています。LXQt 2.0
「LXQt 2.0」は次期メジャーバージョンの「LXQt」です。「LXQt」はデスクトップ環境であり、ユーザーが日々触れるデスクトップを提供するソフトウェアです。
「Ubuntu」の公式フレーバーでは、「Lubuntu」が「LXQt」を採用しています。
さて「LXQt 2.0」はリリース段階に入っており、近い将来「LXQt 2.0」がリリースされることでしょう。
と同時に初めてWayland対応のコードが含まれるバージョンでもあります。
Wayland対応はまだ不完全である
「LXQt 2.0」でWayland対応が含まれますが、その対応はまだ完全ではありません。「LXQt 2.0」の主な目的は「Qt 6」への移行であり、Wayland対応は秋にリリースが予定されている「LXQt 2.1」がターゲットになっています。
完全に動作する機能
現状Wayland上で完全に動作する機能は、以下の通りです。- デスクトップ
- ランナー
- 通知(ただしいくつかのプラグインは不完全)
- ログアウト
- LXQt設定やアプリ(一部を除く)
不完全な機能
不完全な機能は、以下の通りです。- タスクバー
- パネル上のデスクトップ表示プラグイン
- パネル上のデスクトップ切り替えプラグイン
- キーボードインジケータープラグイン
- 入力設定
- 電源ボタン設定
- スクリーンロッカー設定(swaylockなど他のソフトウェアで利用可能)
- モニター設定(wldisplayやkanshiで設定可能)
- グローバルショートカットキー(コンポジターで設定可能)
- スクリーンショット機能(wshot等で代替可能)