コンソールでマウスを利用する
ここでいうコンソールは、リカバリーモードなどUbuntuが起動していないコンソールのことです。Ubuntu上で起動した端末のことではありません。
Ubuntu上で起動した端末は、標準でマウスが有効になっています。
コンソールでマウスを利用するには、gpmを利用します。
gpmのインストール
Ubuntu ソフトウェアセンターを起動し、「gpm」で検索します。以下の画面からインストールします。
gpmの起動
gpmはデーモンです。デーモンですので、他のコマンドのように直接「gpm」コマンドを入力しても起動しません。
またルート権限が必要です。
以下のコマンドを入力します。
service gpm start
起動に成功すると以下のように表示されます。
これでマウスが有効になります。
マウスを動かすと■ポインターが移動します。
gpmの停止
gpmを停止させる場合は、以下のコマンドを入力します。停止も起動と同じようにルート権限が必要です。
service gpm stop
停止に成功すると以下のように表示されます。
コンソール上でのマウスの挙動
Ubuntu上の端末での動作とは異なります。マウスの左ボタンを押しながら範囲選択を行い、
右クリックでその内容を現在のカーソル位置に貼り付けます。
また各アプリにより動作が異なります。
試しにnanoをマウスサポートを有効(nano -m)にして起動してみてください。
マウスの挙動がコンソールと異なることが分かります。
nanoのマウスの挙動については、「man nano」の-mオプションの項目を見るとよいでしょう。