ファイルのアクセス権の設定
現在選択されているファイルや、タグ付きファイルのアクセス権をまとめて変更できます。アクセス権設定画面を表示する
「Ctrl + x」 + 「c」キーを押すか、「File」メニューから「Chmod」を選択します。アクセス権設定画面
左側に設定するアクセス権の一覧が表示されます。
右側にアクセス権を設定するファイル名やアクセス権(8進数)等が表示されます。
「上下カーソル」キーで項目を移動し、「スペース」キーで各アクセス権をオン・オフします。
また「Alt + 青文字」キーがショートカットキーになっています。
例えば「Alt + S」キーを押すと、<Set>を選択します。
set user ID on execution
通常実行ファイルは、実行したユーザーの権限で動作します。この権限を設定すると、実行ファイルはファイルの所有者の権限で動作します。
セキリュティ上、安易に設定することはありません。
set group ID on execution
実行ファイルに関しては、上記のgroup版です。通常実行ファイルは、実行したユーザーのグループで動作します。
この権限を設定すると、実行ファイルはファイルのグループで動作します。
ディレクトリーにこの権限を設定すると、
このディレクトリー以下に作られたファイルのグループは、
ディレクトリーのグループと同じになります。
セキリュティ上、安易に設定することはありません。
sticky bit
ディレクトリー以外にこの権限を設定しても意味がありません。ディレクトリーに設定した場合、
ルートユーザーかファイルの所有者のみディレクトリー内のファイルの削除や
名称の変更ができます。
(RESTRICTED DELETION FLAG)
read by owner
所有者の読み込み権限です。write by owner
所有者の書き込み権限です。execute/search by owner
所有者の実行権限です。read by group
グループの読み込み権限です。write by group
グループの書き込み権限です。execute/search by group
グループの実行権限です。read by others
他のユーザーの読み込み権限です。write by group
他のユーザーの書き込み権限です。execute/search by group
他のユーザーの実行権限です。
読み書き実行のアクセス権の詳細は、
「Ubuntu ファイルやフォルダーのアクセス権」を参考にしてください。
「Ubuntu ファイルやフォルダーのアクセス権」を参考にしてください。
アクセス権を設定したら、「エンター」キーを押すか< Set >を選択します。
複数のファイルのアクセス権を設定する
注意:
一部の機能がおかしいようです。
「Set all」と「Set」、「Cancel」以外は利用しないほうが良いです。
マーク(各アクセス権の左側に表示される「*」)の表示が、内部の処理と合っていません。
変更したアクセス権に対してマークを付けるようですが、
内部情報との不整合があり意図した通りに表示されません。
どうやらchmod.cのcheck_perm[].selectedグローバル変数が初期化されておらず、
以前の操作内容が保持され続けているようです。
結果、その情報を参照している「Marked all」等の機能で不都合が出ます。
複数のファイルのアクセス権を設定する場合、以下の画面が表示されます。
アクセス権の設定は上記と同じです。
アクセス権の適用方法に選択肢があります。
以下の画面は、アクセス権の設定を変更する前の状態です。
例として、全てのファイルにタグをつけてアクセス権を設定してみます。
Set all
タグをつけたファイルにアクセス権を適用します。以下のように設定すると・・・
所有者のアクセス権が全て有効になり、
グループのアクセス権が全て無効になります。
Marked all/Set marked/Clear marked
上記注意に書いた通りです。Set
右側に表示されているファイルに対し、アクセス権の設定を行います。1ファイルずつ設定します。