プログラムの設定
全体の設定の拡張オプションを表示して、「プログラム」のタブをクリックすると、「fcitx」自身の動作設定を行うことができます。fcitxが本当に起動するまでのスリープ時間
バックグラウンドで動作する「fcitx」デーモンが処理を開始するまでの時間を秒で指定します。「fcitx」はログイン後に起動しますが、ログイン後に他のアプリの起動等で負荷が高く、特定のアプリの起動や「fcitx」の使用に支障が出る場合は、ここで待機する時間を指定すると良いでしょう。
通常は「0」秒で問題ありません。
ウィンドウ間で状態を共有
入力メソッドの状態を共有するかどうか、また、どの範囲で共有するのかを以下のメニューから選択します。入力メソッドの状態
入力メソッドの状態とは、現在選択されている入力メソッドや、入力メソッド自身の状態のことです。No
入力メソッドの状態を共有しません。以下は、「新規のドキュメント 1」のタブで入力メソッドをオンにしています。
以下は、「新規のドキュメント 2」のタブで入力メソッドの状態を表示しています。
見ての通り入力メソッドはデフォルトであるオフになっています。
すべて
全てのアプリ及び各アプリのウィンドウで入力メソッドの状態を共有します。例えば「テキストエディター」でMozcを選択し、日本語入力が行える状態だとします。
この状態で「Nautilus」を起動し、「Nautilus」で文字入力を行おうとすると、Mozcが選択されたままで、日本語入力が行える状態になります。
もちろん「テキストエディター」の他のウィンドウも同様にMozcが選択されたままで、日本語入力が行える状態になります。
プログラムごと
同じアプリが表示するウィンドウ間で入力メソッドの状態を共有します。例えば「テキストエディター」でMozcを選択し、日本語入力が行える状態だとします。
「テキストエディター」で複数の新規テキストを作成した場合、どのウィンドウでもMozcが選択されたままで、日本語入力が行える状態になります。
既定の入力メソッドの状態
入力メソッドのオン・オフどちらをデフォルトにするか、以下のメニューから選択します。無効
デフォルトは入力メソッドオフです。以下は「テキストエディター」を起動した直後の状態です。
入力メソッドがオフになっていることが分かります。
有効
デフォルトは入力メソッドオンです。以下は「テキストエディター」を起動した直後の状態です。
入力メソッドがオンになっていることが分かります。