UbuntuウルトラモバイルPC登場
「IndieGoGo」のクラウドファンディングにて、7インチサイズのウルトラモバイルPC(UMPC)開発のための資金調達が行われています。このウルトラモバイルPC(GPD Pocket)は、プリインストールOSに「Windows 10 Home」もしくは「Ubuntu 16.04 LTS」が選択でき、7インチのディスプレイを搭載した超小型PCとなっています。
「Ubuntu」の「端末」の背景色は紫なのですが、こうして画像を通じて見てみると特徴的で映えのあるいい色だと思います。
たった7時間でゴール達成
資金調達開始からたった7時間でゴールの$200,000を達成し、この「UMPC」への期待の高さが伺えます。資金調達に成功したため、今後リリースに向けて開発作業が行われ、2017年中にユーザーの手に届けられることになります。
紹介動画
「GPD Pocket」の紹介動画は、以下を参照してください。スペック
現在明らかになっている基本スペックの紹介です。出資者からのフィードバックにより、スペックが変更になる可能性もあります。
項目 | 内容 |
---|---|
OS | Ubuntu 16.04 LTS 64bit版 Windows 10 Home |
CPU | Intel Atom x7-Z8750 1.6GHz(最大 2.56GHz/4コア4スレッド) |
GPU | Intel HD Graphics |
メモリー | 8GB |
ストレージ | eMMC 128GB |
ディスプレイ | 7インチ 1920x1200 静電容量方式タッチパネル マルチタッチサポート ゴリラガラス3 |
オーディオ | Realtek ALC5645 ステレオスピーカー マイク入力 3.5mmヘッドセットジャック |
ネットワーク | 無線LAN(802.11a/ac/b/g/n 2.4/5GHz) Bluetooth 4.1 |
I/Oポート | USB Type-C 3.0 x1 USB Type-A 3.0 x1 HDMI D Type |
キーボード/マウス | QWERTY トラックポイント |
バッテリー | Li-Poバッテリー 7000mAh 約12時間駆動 |
サイズ/重さ | 106mm x 180mm x 18.5mm(幅 x 長さ x 厚さ) 480g |
発売時期は2017年中を予定しており、価格は$399(キャンペーン)/$599(リテール品)とのことです。
カラーリングはシルバーです。
コメントから
各キャンペーンにはコメント欄があり、コメント欄で質問することができます。不明な点や要望はコメント欄で問い合わせることも可能です。
いくつかコメントを拾ってみます。
1.eMMCのメーカーはどこ?
サムスンか東芝を選ぶ予定だけど、商品の供給体制に依るよ。2.Ubuntu版はライセンスコストがないのに、Windows版と同じ価格なんだけど?
実際にはUbuntu版はもっとコストがかかるんだ。だって我々は「GPD Pocket」向けにカスタマイズドライバーを開発する必要があるからね。
3.GPD WinのようにCPUをIntel Atom x7-8750に変更できる?
真剣に検討してみるよ。楽しみにしててね。
4.Ubuntu版キーボードのスーパーキーはtuxロゴになるの?
Ubuntu版もWindows版もキーボードは変わらないよ。標準的なキーボードだよ。
5.カラーって選べるの?
残念ながら今回はシルバーだけだよ。6.SIMスロット欲しいなぁ
第二世代の「GPD Pocket」でSIMスロットを追加するつもりだよ。7.Win10+AndroidやUbuntu+AndroidのようなデュアルOSについてはどう?
デュアルOSは不安定であり、意図しない多くの問題が出てくるだろう。なので1つのOSをこのデバイスに搭載したい。
8.microSDスロット付けて!
要望は我々のチームに伝えるよ。でも128GBのストレージがあるし普段の利用においてその容量で十分だと思う。
それにUSB Type-Cにオプションのハブを接続すれば、ストレージを拡張できるよ。