VirtualBox 5.2.0がリリースされました
2017年10月18日に「VirtualBox 5.2.0」がリリースされました。「VirtualBox 5.2.0」はメジャーアップデートであり、新機能が追加されています。
- 変更点:Changelog for VirtualBox 5.2
- ダウンロード:Download VirtualBox
- マニュアル:Documentation
VirtualBox 5.2.0の新機能と変更点
変更点をいくつかピックアップします。仮想マシンのOracle Cloudへのエクスポートに対応
仮想マシンのOracle Cloudへのエクスポートに対応しました。ゲストOSの自動インストールに対応
インストール用のディスクイメージからゲストOSを自動的にインストールする機能が追加されました。(Unattended guest installation)ゲストOSで使用するユーザー名の入力など最小限の設定を指定し、ゲストOSをインストールできます。
詳細はマニュアルを参照してください。
仮想マシン選択画面のレイアウト変更
仮想マシン選択画面のレイアウトが変更されました。ツールバーにボタンが追加され、各機能へのアクセス性が向上しました。
ビデオキャプチャーが録音をサポート
ビデオキャプチャーが録音をサポートしました。ただし現状実験的な機能での提供です。
仮想メディアマネージャーからメディアの設定が可能に
仮想メディアマネージャーから仮想ハードディスクなど、メディアの設定を変更できるようになりました。ホストオンリーネットワークの設定が簡単に
ホストオンリーネットワークの管理及び設定が容易になり、操作性が向上しました。アダプターの自動設定機能もありますね。
スナップショットの操作が簡単に
スナップショットの情報を表示するペインが設置され、スナップショットの情報設定や確認を簡単に行えるようになりました。「Information」タブからスナップショットの詳細情報を確認できます。
最後のスナップショットとの差分(設定の違いなど)も表示されるようになりました。
音声の入出力の有効・無効が切替可能に
音声の入出力の有効・無効の切替が可能になりました。CUE/BINイメージのサポート
CUE/BINイメージを光学ドライブにマウントできるようになりました。マルチトラックにも対応しています。
その他の修正
- 最近のLinux Kernel及びCPUで「XSAVE consistency problem」警告が出る問題の修正
- Guest Additionsはインストールされていない環境でマウス統合を有効にすると、マウスカーソルが二重に表示される不具合の修正(macOSのみ)
- オーディオバックエンドに対しデバイス列挙のサポート
- オーディオデバイスのホストデバイスコールバックをサポート
- HDAエミュレーションが別のスレッドで非同期にデータ処理を行うように変更
- アクセシビリティーのサポート改善
- I/Oスタックが再設計された
- 3Dに関連するクラッシュする不具合の修正(Windowsゲストのみ)
- systemd環境では時刻同期サービスのみアクティブにするように変更(Linuxゲストのみ)