Build 17723のWSLに関する変更点
2018年7月25日にリリースされた「Build 17723」の「WSL」に関する変更点の紹介です。WSLとは
「WSL」は、「Windows」上でLinuxバイナリーを動作させるための仕組みです。「Windows」上で「Ubuntu」や「openSUSE」などLinux環境を構築し、「Windows」からLinuxの実行ファイルを利用することができます。
Ubuntuのインストール方法
「WSL」及び「Ubuntu」のインストール方法は、以下を参照してください。注意事項
「Microsoftストア」では3種類の「Ubuntu」を提供しています。「Ubuntu」をインストールする前に以下に目を通し、どの「Ubuntu」をインストールするのかを決めてから、「Ubuntu」のインストールを行ってください。
Ubuntu以外のLinuxディストリビューションのインストール方法
「WSL」及び「Ubuntu」以外のLinuxディストリビューションのインストール方法は、以下を参照してください。- openSUSE Leap 42をインストールするには
- SUSE Linux Enterprise Server 12をインストールするには
- Kali Linuxをインストールするには
- Debian GNU/Linuxをインストールするには
リリースノート
変更点の詳細は、リリースノートを参照してください。今回コンソールに関する変更点はありません。
WSLの機能の改善や変更
「WSL」に関する機能の改善や変更です。1.file-maxスタブファイルの追加
「/proc/sys/fs/file-max」スタブファイルが追加されました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。
2.IPv6に関する改善
IPv6のスコープ情報をより正確に返すようになりました。3.PR_SET_PTRACERのサポート
「PR_SET_PTRACER」がサポートされました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。
WSLの不具合修正
「WSL」に関する不具合の修正です。1.存在していないポートへの接続に関する問題の修正
ループバックが存在していないポートに接続しようとして失敗した時に、1秒間の待ちを行わないように修正されました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。
2.不用意にepollイベントをクリアする問題の修正
PIPEファイルシステムが不用意に「edge-triggered epoll」イベントをクリアする問題が修正されました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。