Build 18890のWSLに関する変更点
2019年5月1日にリリースされた「Build 18890」の「WSL」に関する変更点の紹介です。WSLとは
「WSL」は、「Windows」上でLinuxバイナリーを動作させるための仕組みです。「Windows」上で「Ubuntu」や「openSUSE」などLinux環境を構築し、「Windows」からLinuxの実行ファイルを利用することができます。
Ubuntuのインストール方法
「WSL」及び「Ubuntu」のインストール方法は、以下を参照してください。注意事項
「Microsoftストア」では3種類の「Ubuntu」を提供しています。「Ubuntu」をインストールする前に以下に目を通し、どの「Ubuntu」をインストールするのかを決めてから、「Ubuntu」のインストールを行ってください。
Ubuntu以外のLinuxディストリビューションのインストール方法
「WSL」及び「Ubuntu」以外のLinuxディストリビューションのインストール方法は、以下を参照してください。- openSUSE Leap 42をインストールするには
- SUSE Linux Enterprise Server 12をインストールするには
- Kali Linuxをインストールするには
- Debian GNU/Linuxをインストールするには
リリースノート
変更点の詳細は、リリースノートを参照してください。WSLの変更点
「WSL」に関する変更点です。1.resolv.confヘッダーの変更
「resolv.conf」のヘッダー(コメント部分)の内容が、「wsl.conf」を参照する(案内する)内容に変更されました。これにより改善する問題やこの変更に関する議論は、以下を参照してください。
2.wsl.exeのアイコン
「wsl.exe」にふさわしいデフォルトのアイコンが追加されました。WSLの不具合修正
「WSL」に関する不具合の修正です。1.ノンブロッキングソケットのリーク修正
ノンブロッキングソケットがリークする不具合が修正されました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。
- TCP ephemeral ports exhausted and network broken after lots of early-closed non-blocking connections
2.EOF入力の不具合修正
ターミナルにEOFを入力すると、それ以降の読み込みをブロックする不具合が修正されました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。
3.epoll削除コードでデッドロックする不具合の修正
epoll削除コードでデッドロックする不具合が修正されました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。
4.wslコマンドの不具合修正
「wsl」コマンドで「--import」及び「--export」オプションを指定しパスを指定する際、パスにスペースが含まれているとパスが正しく解釈されない不具合が修正されました。5.mmapされたファイルの拡張が適切に動作しない不具合の修正
mmapされたファイルの拡張が適切に動作しない不具合が修正されました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。