Ubuntu MATE 21.10の新機能と変更点
リリースノートから「Ubuntu MATE 21.10」の新機能と変更点を紹介します。リリース情報
「Ubuntu MATE 21.10」のリリース情報は、以下を参照してください。リリースノートは以下を参照してください。
サポート期間
「Ubuntu MATE 21.10」は通常リリースであり、リリースされてから9ヶ月間のサポートが提供されます。つまり2022年7月までサポートが提供されます。
長期サポートが必要なユーザーは
長期サポートが必要なユーザーは、最新のLTS版である「Ubuntu MATE 20.04 LTS」を利用してください。「Ubuntu MATE 20.04 LTS」は2023年4月まで無償サポートが提供されます。
Ubuntuと共通する新機能や既知の問題
「Linux kernel」などコアコンポーネントは「Ubuntu」と共有しています。「Ubuntu」と共通する新機能や既知の問題は、以下を参照してください。
MATE 1.26.0
「Ubuntu MATE 21.10」では、デスクトップ環境に「MATE 1.26.0」を採用しています。「MATE 1.26.0」の変更点の詳細は、以下を参照してください。
「Wayland」対応はまだ完結していませんが、MATEデスクトップを構成する多くのソフトウェアは「Wayland」コンポジター上で動作することができます。
Eye of MATE
「Eye of MATE」はイメージビューアーです。画像補正の設定
イメージの表示を高速化し画像品質をより鮮明なものにするため、以下の画像補正の設定がデフォルトでオフになりました。- 拡大する際に画像を補正する
- 縮小する際に画像を補正する
ウィンドウの切り替え
「Alt + Tab」キーを押した時に表示されるウィンドウの切り替え画面では、ウィンドウのタイトルが長い場合でも収まるように画面サイズが拡大されました。Mutiny
「Mutiny」レイアウトでは、セッションの読み込みが高速化されました。ゲストセッション
ゲストセッションは一時的なユーザーセッションであり、店頭のデモ等によく用いられるセッションです。ゲストセッションの特徴
ゲストセッションは通常のユーザーセッションよりも権限が落とされており、ゲストセッションでログインしているユーザーは他のユーザーのホームフォルダーにアクセスすることはできません。またゲストセッションからログアウトすると、デフォルトでゲストセッション内で行われた変更は削除され、ゲストセッションの環境は元の状態に戻されます。
ゲストセッションへのログイン
ログイン画面からゲストセッションへログインできます。ゲストセッションへの切り替え
現在ログインしている通常のユーザーセッションから、セッションインジケーターのメニューを経由してゲストセッションに切り替えられるようになりました。RedShift
「RedShift」は時間に合わせてディスプレイの色温度を自動調整するアプリです。「Ubuntu MATE 21.04」で一時的に削除されていた「RedShift」が「Ubuntu MATE 21.10」で再度利用できるようになりました。
その他ソフトウェアのアップデート
その他ソフトウェアのアップデートです。- Firefox 93.0(ウェブブラウザー)
- Celluloid 0.20(メディアプレーヤー)
- LibreOffice 7.2.1.2(オフィススイート)
既知の問題
既知の問題です。1.PlankからSnapアプリが消える
Snapアプリのアップデート時、「Plank」からSnapアプリが消えます。不具合の詳細は以下を参照してください。
2.OEMインストール時にスライドショーが表示されない
OEMインストール時にスライドショーが表示されません。不具合の詳細は以下を参照してください。
この問題を回避するには、OEMの準備セッションで以下のコマンドを実行してください。
apt install oem-config-slideshow-ubuntu-mate
3.gdebiでdebパッケージをインストールできない
「gdebi」でdebパッケージをインストールできません。不具合の詳細は以下を参照してください。