仮想CDドライブのエミュレーションの設定
仮想CDドライブのエミュレーションの設定を行います。コマンドのフォーマットは以下になります。
cdemu エミュレーション 仮想CDドライブの識別子 設定値
エミュレーション
設定するエミュレーションを指定します。(後述)仮想CDドライブの識別子
ディスクイメージを読み込ませる仮想CDドライブの識別子を指定します。「all」を指定すると、すべての仮想CDドライブが対象になります。
設定値
エミュレーションを有効にするなら「1」を指定します。無効にするなら「0」を指定します。
エミュレーションの指定
上記のエミュレーションに指定する内容です。例を踏まえてみてみます。
DPM emulation
「DPM emulation」の設定を行います。「dpm-emulation」を指定します。
以下の例は、最初の仮想CDドライブの「DPM emulation」を有効にする例です。
Transfer rate emulation
「Transfer rate emulation」の設定を行います。「tr-emulation」を指定します。
以下の例は、最初の仮想CDドライブの「Transfer rate emulation」を有効にする例です。
Bad sector emulation
「Bad sector emulation」の設定を行います。「bad-sector-emulation」を指定します。
以下の例は、最初の仮想CDドライブの「Bad sector emulation」を有効にする例です。
対応しているディスクイメージの形式を表示する
対応しているディスクイメージの形式を表示します。フィルターとパーサーの2種類があります。
フィルターはパーサーに渡す形式に変換し、パーサーが実際にディスクイメージの解析を行います。
変換する必要がない場合は、パーサーが直接ディスクイメージの解析を行います。
フィルターを表示する
フィルターの一覧を表示します。以下のコマンドを実行します。
cdemu enum-file-filters
以下のフォーマットで情報が出力されます。
フィルター名: 対応しているMIMEタイプ: 対応しているディスクイメージ名及びファイルの拡張子
パーサーを表示する
パーサーの一覧を表示します。以下のコマンドを実行します。
cdemu enum-parsers
以下のフォーマットで情報が出力されます。
パーサー名: 対応しているMIMEタイプ: 対応しているディスクイメージ名及びファイルの拡張子