Build 18277のWSLに関する変更点
2018年11月7日にリリースされた「Build 18277」の「WSL」に関する変更点の紹介です。WSLとは
「WSL」は、「Windows」上でLinuxバイナリーを動作させるための仕組みです。「Windows」上で「Ubuntu」や「openSUSE」などLinux環境を構築し、「Windows」からLinuxの実行ファイルを利用することができます。
Ubuntuのインストール方法
「WSL」及び「Ubuntu」のインストール方法は、以下を参照してください。注意事項
「Microsoftストア」では3種類の「Ubuntu」を提供しています。「Ubuntu」をインストールする前に以下に目を通し、どの「Ubuntu」をインストールするのかを決めてから、「Ubuntu」のインストールを行ってください。
Ubuntu以外のLinuxディストリビューションのインストール方法
「WSL」及び「Ubuntu」以外のLinuxディストリビューションのインストール方法は、以下を参照してください。- openSUSE Leap 42をインストールするには
- SUSE Linux Enterprise Server 12をインストールするには
- Kali Linuxをインストールするには
- Debian GNU/Linuxをインストールするには
リリースノート
変更点の詳細は、リリースノートを参照してください。WSLの機能の改善や変更
「WSL」に関する機能の改善や変更です。1.CreatePseudoConsoleの利用
「WSL」の相互運用において正式な「CreatePseudoConsole」APIを使用するようになりました。2.タイムアウトなしの値を保持
「FUTEX_WAIT」の再始動時、タイムアウトなしの値を保持するようになりました。WSLの不具合修正
「WSL」に関する不具合の修正です。1.WSLが起動しない不具合の修正
「Build 18272」で以下のエラーメッセージが表示され「WSL」が動作しない問題がありましたが、この問題が修正されました。
wslbridge error: failed to start backend process
note: bash.exe output: インターフェイスがサポートされていません
note: bash.exe output: インターフェイスがサポートされていません
これにより改善する問題は、以下を参照してください。
2.MNT_FORCEを無視
「umount」システムコールにて、「MNT_FORCE」を無視するように修正されました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。